兄 弟 船
加賀国一郎
作詩 星野哲朗  作曲 船村 徹
昭和58年
1 波の谷間に 命の花が
  ふたつ並んで 咲いている
  兄弟船は 親父のかたみ
  型は古いが しけにはつよい
  おれと兄貴のヨ 夢の揺り籠さ


2 陸(おか)に上って 酒のむときは
  いつもはりあう 恋仇
  けれども沖の 漁場に着けば
  やけに気の合う 兄弟鴎
  力合わせてヨ 綱を巻きあげる


3 たったひとりの おふくろさんに
  楽な暮らしを させたくて
  兄弟船は 真冬の海へ
  雪の簾(すだれ)を くぐって進む
  熱いこの血はヨ おやじゆずりだぜ