冬 景 色
歌 歌じい
尋常小学校唱歌(5)
大正2年
1 さ霧消ゆる みなとえの
  舟に白し 朝の霜
  ただ水鳥の 声はして
  いまださめず 岸の家

2 烏なきて 木に高く
  人は畑に 麦をふむ
  げに小春日の のどけきや
  かえり咲きの 花も見ゆ

3 嵐吹きて 雲は落ち
  時雨降りて 日は暮れぬ
  もし灯火の もれ来ずば
  それと分かじ 野べの里