日 の 丸 行 進 曲
作詞:有本 憲次   作曲:細川 武夫

東京日日・大阪毎日新聞社懸賞募集当選歌
昭和13年4月
 
1 母の背中に ちさい手で
  振ったあの日の 日の丸の
  遠いほのかな 思い出が
  胸に燃え立つ 愛国の
  血潮の中に まだ残る 

2 梅に桜に また菊に
  いつも掲げた 日の丸の
  光仰いだ 故郷(くに)の家
  忠と孝とを その門で
  誓って伸びた 健男児

3 ひとりの姉が 嫁ぐ宵
  買ったばかりの 日の丸を
  運ぶ箪笥の 抽斗へ
  母が納めた 感激を
  今も思えば 目がうるむ

4 去年の秋よ 強者(つわもの)に
  召出(めしい)だされて 日の丸を
  敵の城頭(じょうとう) 高々と
  一番乗りに うち立てた
  手柄はためく 勝ちいくさ

5 永久(とわ)に栄える 日本の
  国の章(しるし)の 日の丸が
  光そそげば 果てもない
  地球の上に 朝が来る
  平和かがやく 朝がくる

 


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